韻とアイデアほか

7割は合ってる / 誤訳の指摘は24時間お待ちしとります

UK Hiphop

【円盤完訳】Dirty Dike - Constant Dikestar

Dirty Dike - Constant Dikestar 英国の誇る最悪のMCを言ってみろォ! ミスター・ファッキン・ダイク・ファッキン・スターだァ!!! というわけで円盤完訳シリーズから、Dirty Dike先生のご登場となります。盛大な拍手をッッ 彼の登場は英国シーンにとって…

【翻訳練習】Dirty Dike - Never Seen a Reason

Dirty Dike - Never Seen a Reason さて残すはこの曲と最後のポッセカットになるんですが、諸事情でポッセカットの翻訳はカットさせていただきます(ズーン)。つまりこれが完訳の最後の曲になります! あしからず... 彼の盤最後のソロ曲は自分の話を離れ、…

【翻訳練習】Dirty Dike - Pork Pie

Dirty Dike - Pork Pie この曲が出た時の衝撃は一生忘れられない...自分がライミングによりいっそう関心を持つきっかけになったのは確実にこの曲のせいですね。 安いハンドカメラ片手に録り、いかにも10年代初頭らしいインディ全開のMVとともに供されたこのD…

【翻訳練習】Dirty Dike - Average Wank Fam feat. Mr Key

Dirty Dike - Average Wank Fam 人間、疲れすぎたり人生に迷ったりすると、時としてしょうもないものに感動してしまったりしますよね。なんならその後の人生を左右されてしまったり。この曲は、中退して途方に暮れてた自分にとって最高のサウンドトラックで…

【翻訳練習】Dirty Dike - Yeah I Act Like a Freak

Dirty Dike - Yeah I Act Like a Freak ダーティ・ダイクの暗黒面が披露される一品。リスナーは彼の陽気にはっちゃけてる感じが好きなのか、こいつはアルバム中で一番再生回数が少ないうえ、Rap Geniusで唯一歌詞が抜けてる曲だったりします。 個人的にスゴ…

【翻訳練習】Dirty Dike - What D'you Expect? feat. Contact Play

Dirty Dike - What D'you Expect? feat. Contact Play お待ちかね、UK Hiphopの筆頭クルー"Contact Play"のポッセカットです(ただしEd Scissorを除く)。誰一人かぶらない個性的フローで96小節バッチリかましてくれてます...翻訳も大変だったがな!! さて…

【翻訳練習】Dirty Dike - Little Mr. Grin and Bare

Dirty Dike - Little Mr. Grin and Bare クラックを吸って、グラフィティを書き、ビッチとヤる――とここまで来たら金と暴力も、となりそうなもんですが、どういうわけかダイク氏はそれらとは無縁です。 "チビのグリン氏とベア氏"とは彼が刑務所にぶち込まれて…

【翻訳練習】Dirty Dike - The Agitated feat. Skuff

Dirty Dike - The Agitated feat. Skuff 彼の本名がジェームズと分かったところで次の曲に入りましょう。ヘッドバングに最適なビートに乗っかって、二人の変人が年代記をつづります。"The Agetated"、「波乱」ということで、二人とも滅茶苦茶な人生を歩んで…

【翻訳練習】Dirty Dike - Hi I'm James

Dirty Dike - Hi I'm James 汚ったねえMC再来。このブログで一番最初に推しているラッパー、ダーティ・ダイク先生です。技巧的なライム配置、最低のメッセージ、しかし時折見せる精神的な深さほか、英国シーンに及ぼした数々の功績などなど。詳しいことは昔…

【円盤完訳】Jehst - The Return of the Drifter

Jehst - The Return of the Drifter ゼロ年代のUKアングラ代表作。ライムに偏重し、ノリと格好良さだけを求める姿勢に英国の陰気なヘッズどもは心を鷲掴みにされたのでしょう。90年代UKといえばアメリカの影響下にある王道のブーンバップか、彼らの好むラッ…

【翻訳練習】Jehst - People Under the Weather

Jehst - People Under the Weather アルバム最後をかざるのはいかにもUKらしい天候を絡めた脱力ソングです。かつての盟友Asaviourが割と詩的かつテーマに沿ったライムを提供しているにも関わらず、この男は"太陽の船に座ってる/このリキュールに酔ったスピッ…

【翻訳練習】Jehst - The Return of the Drifter

Jehst - The Return of the Drifter ついに表題曲です!"漂流者の帰還"ということで、ここでのジェスト氏はシラフに戻って現実と向き合うさまを描写。アルバムの直前までの曲の帳尻合わs...伏線を回収すべく、ぶっ飛びながら書きつづった情景描写にそれらし…

【翻訳練習】Jehst - Staircase to Stage

Jehst - Staircase to Stage ステージへの階段、ということで、ライブするまでの過酷な仕事をラップするのか――と思いきや、むしろ労働者をあざ笑う方向に舵を切る鬼畜ジェスト氏。一向に"漂流"から帰ってくる様子がありません。"ラップくそ喰らえ、むしろ俺…

【翻訳練習】Jehst - Alcoholic Author

Jehst - Alcoholic Author ブコウスキーのようにアル中の作家さ...本曲はこんな風にはじまります。 チャールズ・ブコウスキーですよ。このブログで紹介した中ではDOOMやJonwayne、そしてJehstなど第一線のMCたちから影響を公言されるカルト的作家ですが、数…

【翻訳練習】Jehst - 1979

Jehst - 1979 ジェスト氏の抽象性はアルバム3曲目でさらに強まる羽目になります。翻訳する側としては勘弁してくれという気分ですが、カッチョイイので許す。 Ol' Dirty Bastardのボイスサンプルで始まる"1979"は、このアルバムで一番アブストラクトで何が言…

【翻訳練習】Jehst - City of Industry

Jehst - City of Industry 英国ヒップホップの旗手がなぜロールモデルとなったか、その1stLPのリリックから読み解こうとしてみても多少の疑問が残るかもしれません。何せ半分は酔っぱらったようにめちゃくちゃ散文してるし、もう半分は抽象的で何を指してい…

【翻訳練習】Skinnyman - Council Estate of Mind

Skinnyman - Council Estate of Mind たった一つのアルバムで伝説になる、というとIllmaticをリリースしたNasを思わせるかもしれません。そしてそのアルバムタイトルも。しかし彼のたどった経歴はNasのような輝かしいものではなく、"痩せ男"という名前は、今…

【翻訳練習】Rhyme Asylum - Ground Zero

Rhyme Asylum - Ground Zero 韻の収容所――何て名前ですか、これだけで既に格好良い。しかしアルバムを聴けば誰もが悟ることになります。これは「何となく格好良いから」で付けられたクルー名義ではなく、彼らを体現するコンセプトそのものなのです。 Rhyme A…

【翻訳練習】Leaf Dog - Some People Say

Leaf Dog - Some People Say サウス・ウェストだ、North faceじゃねえ!というわけでロンドンの南西部からLeaf Dogの登場です。1級のMCでありながら同時に1級のビートメイカーでもあり、2011年1stアルバム『From A Scarecrow's Perspective』を皮切りに数々…

【翻訳練習】Ronnie Bosh - Escapism

Ronnie Bosh - Escapism これほどアルバムを待ち望まれた男も中々いなかったでしょう。なにせわずか数曲のソロを除いて、彼を確認できるのは殆どがクルー名義や客演曲ばかり、そしてそのいずれも圧倒的存在感をはなったまま10年ほども待たせるのですから。 R…

【翻訳練習】Mr Key - Millions

Mr Key & Greenwood Sharps - Millions フローといえば音楽的なリズムの心地よさ、感情表現、個性の追求などなどいくつもの観点で評価できるかと思いますが、全てにおいて卓越しているのは稀です。この方はその稀な人物のひとりに数えられるんじゃないですか…

【翻訳練習】Benaddict - Amor Perdido

Benaddict - Amor Perdido 美青年、とシンプルな形容のしかたをするには、彼の経歴とリリックは少し複雑かもしれません。 「"コンシャスラップ"という言葉が好きじゃない。誰だって意識的だ。でなきゃ死んでるかだ」とインタビューでこぼすBenaddictは、英国…

【翻訳練習】Melanin 9 - Red Snow

Melanin 9 - Red Snow ※ 21/04/15 翻訳を数か所修正しました マグナ・カルタ──国王の専制政治を封じた英国最古の憲法。それを題に冠する大胆不敵なこのアルバムは、確かに意識と技術の両立において教典となり得る逸品です。 Melanin 9は英国は北ロンドンを拠…

【翻訳練習】Task Force - It's Over

Task Force - It's Over 公営住宅の薄汚れた壁紙、誰も手を付けないタイルや階段や電灯の汚れ溜り、どこからともなく響いてくる隣人の嘆き声...リリックが現実離れしていても、彼らのプロダクション全体からは英国下層階級の暗澹たる生活が臭ってくるのです…

【翻訳練習】Ed Scissor & Lamplighter - Spastic Max

Ed Scissor & Lamplighter - Spastic Max 共感覚を持たない我々一般のリスナーであっても、この英国の二人組が紡ぎだす虚無の具現化にグレースケールのイメージを覚えることでしょう。 Ed Scissor、旧称Edward Scissortongueがどこからやってきたのかは定か…

【翻訳練習】BVA - Look in the Mirror

BVA - Look in the Mirror 良い勢いです。圧のあるハイトーンボイスで歯切れよくラップするBVAのラップを聴くと、どんよりした曇りの朝でもなんとなくやってける気がしてきます。 BVAはUKのラッパー/プロデューサーの重鎮であるLeaf Dogの最大の盟友にして、…

【翻訳練習】Trellion - Compound

Trellion - Compound 英国でもっとも、あらゆる意味で"クール"なラッパーは......おそらくこの方でしょう。 まずとにかく情報が少ないです。Web上にひとつのインタビューもなく、もちろんWikipediaの記載もない。分かるのは、彼が軽度の心臓発作持ちであるこ…

【翻訳練習】Jehst - High Plains Anthem

Jehst - High Plains Anthem 英国ヒップホップを語る上で最も避けて通れない男は? こんな質問をイギリスのリスナーがされたとして、まず間違いなく名前が挙がるであろうMC、それがこの男、Jehstです。 Jehstは1998年から活動を開始しているMCで、自身がリリ…

【翻訳練習】Lee Scott - Eight O'Clock In The Morning

Lee Scott - Eight O'Clock In The Morning ※21/05/03 "you're the pray"の部分を訂正しました 資本主義批判といえばアングラMCの得意分野ともいえる題材ですが、このLee Scottの一曲『Eight O'Clock In The Morning』はそこにSFと詩情、気の利いた押韻を加…

【翻訳練習】Lee Scott - Me O'Clock

Lee Scott - Me O'Clock 時間は有限、人生は一度きり、でも動けないのが人生だったりします。だいたい理性でやるべきことを逐次こなせてたら、そりゃもうプログラムされたボットですよ。自分がこの翻訳シリーズをやってるのだって客観的に見れば現実逃避でし…